デザインセンスってなんだろう?
「センスがいいね」なんて、よく使いますね。そもそもセンスがある・なしって何で決まるのか。
この仕事をしていると「センスがないから任せるよ」
「センスがないから決められない」とか打ち合わせの席上でたまに聞きますが、
本当にセンスを持ち合わせていないのでしょうか?
少なくとも私は誰にでもデザインセンスは持ち得る、と認識しています。
ゴルフの話ならいつまでもその楽しさや蘊蓄を話せる人、洋服にこだわりがあり、
どこそこの服は縫合がとても良くて着ごごちがいいとか、デザイン以外の話ならとても深く話ができる人が、
デザインの話になると唸ってしまう。これ「蓄積と濃度」の問題です。好きなものなら探究して自然とデータが蓄積され、
その濃度も濃くなっていく。例えばゴルフなら、TVを見ていて「今のスウィングはよかった」とか理解できるのは、
好きで自然とデータを日頃から蓄積しているから理解できるのです。デザインセンスも一緒です。
私たちクリエイターも日頃からあらゆる見るもの聞くものからデータを蓄積して、
咀嚼して自分のものとします。私たちはその蓄積を20年、30年としているので、
デザインセンスについては少なからず、普通の人より持ち得ています。ですので、
クライアントの皆様には、ご安心してお任せいただきたいと共に、
一緒に気持ちの良いデザインについて話し合えればと思っています。