スコップデザインが考える、UXライティングの可能性

UXライティングとは、広義だとソフトウェアやインターフェースを言葉で対話できるようにするコピー(ワード)です。

まだまだ発展途上のため、色々考え方がある新しい職種です。

このUXライティングは、その目的がソフトウェアなどの使用者に対し、ステイタスをうまく「響く」ように伝えることです。

例えばWeb上によくある<戻る>を、UXライティングをすると<見直したい>(まぁ、他にもあると思いますが・・)のようになるわけです。

こう考えると、この考え方・手法は、広告にも使えるわけで、この20年さほど進歩がなかった広告コピーライティングに一石投じることだと思っています。

今までのコピーライティングはいかに刺さるか、が重要視されてきましたが、もっと心や感情の動き、顧客目線を重視するUXライティングの考えで、広告のグラフィックも今までになかったものができるのではないかとワクワクします。

UXの大切さはこの3〜4年ですっかりメジャーとなりました。プロダクトではスペックに頼ることなく、価値以上の表現で生活に溶け込んでいる商品をいつくつか見ることができます。あくまで個人的な意見ですが、例えば駅のポスターを見ても、何を伝えたいのかな?的なものをたまに見ます。

少し前なら「デザインの表現の自由」で良かったのですが、今の時代は、心に響かせて共感を得てファンになってもらうことが最重要です。

この「UXライティング」の手法はソフトウェア内にとどまらず、広告やその他の場においてもどんどん広がりを見せることになるように感じます。


(スコップデザイン合同会社 代表)